はてしない夜の夢

永久に常しえに続くことは何としあわせな悪夢でありませう。

Never-ending story of the night.


   

【訂正あり】ひと~つ、ふた~つ、み~っつ、やっぱり一つ足りない、よつや階段



⊗は足裏の3点アーチの位置


A:頸椎を伸ばす
B:尾骶骨から胸椎にかけて真直ぐに保つ。Aの頸椎が伸びていれば自然に真直ぐなりやすい。上半身は全体的に微妙な前傾となる。荷物を何も持っていなければ思いっきり前傾でも良い。


足の置き方
昇りは階段に対して垂直に進んでいく。前2点だけ段差上に乗せて、後ろの1点は外す。これによって以下の効果を発揮する。
 1・ふくらはぎのスプリング機構
 2・階段段差の誤認防止



A‘:ここでも頸椎を伸ばす。
B‘:降りは「斜交い降り」と「ガニ股降り」の2通りある。手ぶらで軽装なら斜交い、重量物を持っているならガニ股が良い。骨盤下の会陰で上半身のバランスをとるようにする。ここでも頸椎を伸ばしておくことがコツとなる。


足の置き方
降りは階段に対して大腿以下を捻った状態で進んでいく。斜交い降りなら小趾側の1点、ガニ股降りなら母趾側の1点を外す。ここでも段差の誤認防止の狙いがある。2種の降り方の各々の特徴を以下に記す。
 斜交い降り:脚をより遠くに運ぶことができる。
 ガニ股降り:体に負荷している重量を真直ぐ真下に逃がすことができる。
大腿以下を捻った状態にしておくことで踵1点のみでの着地を避ける。2点着地をすることで足裏への衝撃を分散させている。



【共通事項】
頸椎を伸ばす意義と足裏1点を外しておく理由
階段で躓く最大の原因は段差の誤認による。
人間は9割以上を視覚情報に頼っているので、まずは視野の確保が必要。
自動車教習所で言われているようになるべく遠くを視るようにする。
(2019/4/24追記)
頸椎を伸ばして自分の身長の限界まで目の位置を高くすることで視界が深く(遠く)なる。


これはつまり状況予測を常に立てながら手足の操作予定を柔軟に変更対応させていくためである。
階段の昇り降りで荷物を持っていたりすると途端に視野が悪くなる。
このため自分の真下の足元ばかり見ていると前方の階段形状の変化に追いつけず却って危険となる。
目は可成り忙しい。
そこで足裏の触覚による段差認知の補佐が必要となる。
3点アーチすべてを段差に乗せてしまいたくなる心理は誰しも持っているが、これは却って危険なことで『自分が今段差の上に居るのか否か』が分からない状態になってしまう。
次の段差を昇り降りしようとしたけど無くて「ガクンッ!」(通称よつや階段症候群ね、って今作った)となる原因はこれだ。
頸椎を伸ばすのはもう一つ理由がある。
頸椎を伸ばすことで脊椎全体が引き延ばされ股関節の可動域が拡がる。
昇り降りどちらでも脚を遠くまで運べるようになる。


(追記)
もっと絵がうまければなぁ、でもそれはまた別のお話。

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