はてしない夜の夢

永久に常しえに続くことは何としあわせな悪夢でありませう。

Never-ending story of the night.


   

言論中における正論を喫する(訳ではない)


今から1年位前にオープン。
日本の市民権を得た中華料理やインド・ネパール料理とは違い未だジャパナイズされていない異国情緒溢れる料理が提供される。
何といってもお奨めはセイロンティー。
飲み終わった後の余韻が素晴らしく、くどさのない甘い花の香りが舌の上に長時間残っているのが多幸感満載。
それでは食レポ。


























(完膚なきまでに食い尽くされた)アーユルヴェーダワンプレート 1200円
5色の料理を真ん中のインディカ米と混ぜ混ぜしていただきます。
おや?

これはいったい・・・?
カルダモンか?奴の残骸は上の方に避けてあるはずだが。

ぐさ、ぱく、もぐ。
あまいような、にがいような、豆のような、レーズンのような、これはつまり。。。








わかりません。
つづいて

 

イチオシの(飲干された)セイロンティー 500円(ランチ時なので無料)


お茶でここまで感動するのはなかなか無い。
かつてはラプサンスーチョンや高麗人参茶が衝撃的においしかったけどコスパで考えると、この値段でこの味に出会ったのは初めてだ。
スリランカ人はこんなおいしいお茶を普段から飲んでいるのか?
セイロンの紅茶自体は何気に飲んだことはあったはずなのだけど、こんな余韻は感じたことがなかったのでひょっとしたら淹れ方に違いがあるのか、それともちょっとお高い品種のものなのかも知れない。


しかしこのお店、いたるところに知的な気品が滲み出ていて、でも商売として日本人に合わせようとしている感もそこはかとなく感じられる。
中国料理が中華料理に、インド料理がネパール料理にジャパナイズされたように、このお店も妥協してカルダモンを抜いて出したりしないだろうか?
カルダモンを噛んでウェっとなってお皿の端っこに避けるのがインド料理屋の”味わい”だと個人的には思っているので、どうか日本人に媚びずにスリランカ感を前面に押し出してほしい。
そうそう最近はタイ料理屋も増えてきて、タイの店構えそのままでやっている店もあるのだけどそれはまた別のお話。

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